2017/08/18

初めての兄弟

夏休みの絵の宿題


そこそこお値段かかるのですが
口コミとは不思議なもので
全く広告していないにも関わらず
次々申し込みがあります。

今日の男の子の兄弟
お母さんが、とても心配そうでした
子供だけ残して寂しがらないか、
ではなく( ̄▽ ̄)
ちゃんと出来るか、迷惑かけないかを
心配されていました。

私も男の子だけのレッスン、実は初めて。
美術関係はやはり女の子、もしくは静かな男の子とお姉ちゃん、みたいなペアばかり。

しかしそんな不安は最初だけ。
どんな絵を描くか話してる最中に、ドンドンアイデア出てきます。

アイデアスケッチを終え、
さあ本番。

いやあ…
素晴らしい線!!

迷いなく、一発描き。すごい。
このまま、IKEAのファブリックいけそうじゃない?



こちらはお兄ちゃん。
話し合いの結果、自由なアイデアがテーマのコンクールに出すことにしました。黙々と湧き出てくるアイデアを描いていきます。
テーマに沿って考えるのより、好きなものを描くのが合うタイプ。

おにいちゃんは左利き。


左の描き方は非常に興味深いです。
特に文字を書き始めると、書いた字が手で見えなくなって行くので、字を追いながら書けないぶん記憶力がいいのではないかと、勝手に「左利きの人頭良い説」を思い描いてしまいます。




おとうと君、完成。
「これ、醤油差し?」
と、絵画教室の先生としてはタブーな
質問をつい、してしまいました。

水やりに使っているのは…ジョウロでもない…ホースでもない…と、つい聞いてしまいましたが、ハッとして、何てことを!と慌てる私に、「そんなわけないじゃーん」と、非常に男の子らしい笑い声の返事。

ペットボトルの口にジョウロのフタをつけたものだそうです。
醤油差しで花に水やりはしないよね。

「先生から…ペットボトルのジョウロのこと、醤油差しって言われた…」と、一生残るキズになるのではないかとドキドキしました。

美術は、ダイレクトに個性なので、叱られたり笑われたりするとトラウマになることがあります。
私自身はありませんでしたが、小さい頃に描いた絵を笑われたりしてそれ以来、ひと前で絵を描くことに関して恐怖心まで抱く人が少なからずいるのを見てきました。
私の不用意な言葉に、おとうと君が将来にわたり醤油差しを見るたびに悲しくなるとこでした。大げさに聞こえますが、けっこう深いキズになることが本当にあります。

評価する言葉には、気をつけたいと思います。



おにいちゃん、完成。

私としては、高学年になると一日ではなく、二日、三日はかけて描いてほしいです。
おにいちゃんの作品も、丁寧に塗っていましたがお迎えの時間が迫り、途中からかなり急ぎました。そのぶん、細かいとこが出来ず荒くなり、残念。


お迎えの時間、完成した絵を見て、「どう指導したらこんな絵が描けるんですか?!」お母さんが驚いたような第一声。それは餅は餅屋ですから〜(笑)。

「すごいじゃない!」目を丸くして2人を褒めていて、得意げな兄弟。
特におとうと君を褒めていて、どうやら不安はおとうと君にあったらしい。うちも下の子が大変です。わかるなぁ…。

二時間休憩なく絵を描くのはかなり疲れます。おまけに初めて会ったどこの誰ともわからない私に、なんやかんやと言われながら描き続けた二時間。
おつかれさまでした。



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