2017/08/03

夏休みの絵1〜4年生

夏休みの絵の宿題を指導してほしい、との生涯学習センターから依頼でした。会場は、依頼主がコミュニティホールを借りるとのことでしたが、たまたまうちのご近所。

これまで指導に伺ったのは、地域や学校の団体、仲良しママ友サークルなど。

普段このような企画では、子供を置くと「ちゃんとやりなさいよ」と釘をさしママは退室、時間になったらお迎え、となるのですが、今回参加されたのは、様々なご縁で集まったママさん達の集まりのようで全員のお母さまが子供たちの後ろで見守るという、まさに参観日のような( ̄▽ ̄)雰囲気でスタート。

価値観の似通った方々のお子さんだけに、みっちり2時間でも黙々と制作。

1年生、飽きちゃうかな。
2年生、無理〜とか、言い出すかな。
3年生、めんどくさいとブツブツ。
4年生、これでいいと投げ出す。

他学年が混在するとありがちですが、
完全に私の杞憂に終わり、まあ描くこと頑張ること。

「もっと丁寧に塗ったら?」と、そっと声をかけるママもいました。
私は「むしろそのダイナミックさこそ、子供の絵!」
と笑いも含めて語りかけましたが、

これは…充分に丁寧ではなかろうか。

このトンボの赤と青。
全くはみ出していません。
ちなみに小学2年生の男子。

作者。羽の色を悩み中
チューブを替えながら悩む。
ちょっとかわいい。


さて、
こちらの夢のような作品!

何と、小学1年生。
感動しました。
他人の私が感動するんだから、お母さん、もっと感動。
絵が出来上がるにつれ、「〇〇ちゃん…」と言葉が出ない様子。きっと、「うちの子、天才かも…」と感動しているのだと、勝手に私もそっとうなずく。



川の河原の石で苦戦していた女の子。
頭の中では描けている絵が、なかなか実際にできなくて悩む。でも、
綺麗な川はうまく描けた様子でした。



3年生男子。
始まる前は部屋を飛び回り、準備も「えーやだー」と言った感じ。
ところが始まると妙に静かになりモリモリ制作。時折「この羽根、どうやったら透明みたいになりますか?」と、きちんと敬語で質問。誰だ?誰かと席入れ替わったのか?と顔を二度見して確認( ̄▽ ̄)。
ダイナミックなオニヤンマ。
明るくてやんちゃで、でも絵が好きな珍しい男の子。筆使いも教えた端から試してみる勤勉さ。




今日の最年長、4年生男子。
景品や描き易さで選びがちなコンクールの宿題。しかし彼が選んだのは「自分が考えた標語入りの防火に関するポスター」。うん、本気だ。
黙々と描く、
もの静かな美術好き男子。
私は小学生の頃、スポーツできる男子に熱を上げるより、こんな子を尊敬する女子だった。

構図を相談しながら考えて考えて、とても良い構図になりましたが、残念ながら時間になってしまい持ち帰りに。
今後の色の塗り方や選び方などアドバイスはしましたが、完成まで見られず後ろ髪引かれる作品でした。
「お母さん、うちの教室に完成まで連れて来ませんか?」
と言いたかったけれど勧誘と思われたらどうしよう…と引っ込み思案な性分の為に言い出せずじまいでした。

最後に。
施設の方かと思っていたら今回の取りまとめのママだったり、備品かと思ったら持ち込みでわざわざ用意して頂いていた物だったり、おまけに後片付けまで手伝って頂き、恐縮です。ありがとうございました。
指導する先生と呼ばれながら、何から何まで準備して頂き今後の注意点にしたいと思います。

楽しい時間でした!
ありがとうございます。

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